内容: 2010年3月26-27日に行われた日本天文学会第12回ジュニアセッションに、銀河学校2009で実習を行った高校生の一部が参加しました。サイエンスステーションではこれらの高校生に対し、実習内容をさらに追及すべく研究指導、発表の指導を行いました。また、会場等での引率を行いました。高校生が学会での発表を行う際の大きな問題は、旅費の負担の問題です。銀河学校参加者は全国からやってくるので、学会やその直前の準備へ参加するにも旅費や滞在費がかかってしまいます。経済的な理由で学会への参加を断念するような事が無いよう、サイエンスステーションでは昨年に引き続き、ジュニアセッション参加者への旅費および宿泊費の一部を補助しました。 ・研究指導および発表準備 ジュニアセッションで、銀河学校2009で実習を行った3つの班が発表を行いました。サイエンスステーションでは、各班に人員を配して指導に当たりました。各班の発表タイトルは以下です。 A班 「長周期彗星と短周期彗星の性質の違いを求める」 B班 「星雲を探れ」 C班 「銀河はどんな星からできているか?」 例年通り、夏休みなどを利用した研究に対する復習や再解析、検討を行いました。さらに、電話、メールやネットを用いた議論を続け、予稿、ポスターおよび発表スライドの準備のサポートを行いました。1年間の高校生の学校での学習内容の進展や成長と共に、銀河学校で行ったテーマの理解も進み、更なる理解を得ることができたようです。予稿・ポスター作成を通じて、限りあるスペースの中で自分の研究をより詳細にわかりやすく伝えるのか?ということについて学ぶことができたのではないでしょうか。また、3分間という短い時間の口頭発表作成では、効果的に他者の興味を引き出すような発表を行うことが大切でした。 ・口頭およびポスター発表、その他イベント 口頭発表では質疑応答も含めて、しっかりと発表できました。短い時間なので焦ってしまいがちですが、練習の成果を発揮できたのではないでしょうか。ポスター発表では、研究者の方々や他の高校生などにわかりやすく研究を発表するのにはじめは戸惑っているようでした。しかし、話をし質問に答えるうちに自分の研究をより深く知ることができたようです。 また、交流セッションとしてAstro-HS全国フォーラム(高校生天体観測ネットワーク)が開催されました。高校生が自主的に観測目標を決めたり観測結果を発表する様子を見て、これからの自分の部活動などにつながるアイデアを得たようです。また、同じ高校生が活発に研究にチャレンジしている様子を見て刺激されたようです。 研究者に必要なもののひとつである”発表”をすることによって、自分の研究を深く知るきっかけや科学への興味を増したのではないでしょうか。「発表をすることで自分の研究が理解できた。もう一度、違う研究をしてさらに理解したい。」という生徒の声に集約されていると思います。銀河学校での研究が1年間かけてしっかりと身になるという経験をこれからの生活・進路選択などに生かしてもらえたらうれしいです。 ※ジュニアセッションの発表内容については当サイトの『銀河学校2009』の記事および『日本天文学会』ホームページの『第12回ジュニアセッション』をご参照ください。また、予稿もご覧になれます。 ※発表者の皆さんからの感想文はこちらからご覧いただけます。 発表者の皆さんの感想文ページ |