第七回サイエンスカフェin松江
実施日:2011.11.12(土)
場所:島根県松江市カラコロ工房
担当者:穂坂、高橋、金澤、鳥羽、浅岡、村仲、枠本、村川
参加者:約40人
共催:島根県立松江北高等学校


内容


 今年もサイエンスカフェを松江市カラコロ工房で行いました。
 今回は松江北高校創立135周年に併せて開催しました。
 今年は松江北高校理数科の生徒の発表に加えて、ゲストとして松江北高校OBであり、現在は気象庁の松江地方気象台にいらっしゃる 石原昭史氏の気象に関する講演をしていただきました。


当日の様子
プログラム1:「生活の中の天気予報」
石原 昭史さん(気象庁 松江地方気象台 技術課、松江北高校OB)

 天気予報に関する情報や知識をお話して下さいました。どのように雨予報をおこなっているかや、降水確率の求め方や、天気予報が役立っている場面と 今後の活躍についてなど、普段は聞くことのできない現場の貴重なお話を聴くことができました。
最後の質疑応答ではどうして今の仕事をしようと思ったのか、どのようにして気象庁に入ったのかという質問もありました。


プログラム2:「身近の科学から見つける天文学」
高橋 安大(東京大学大学院理学系研究科天文学専攻)

 銀河と惑星について最新の天文学の観点から話をしました。どのようにして宇宙が膨張しているのかという話から、宇宙にはどれくらいの 星が存在しているのか、ブラックホールについてなど日ごろの疑問に関する質問が飛び交っていました。
 宇宙の膨張については簡単な天体の絵を2枚作り、その2枚を重ねることによって膨張の様子を説明していました。どうして宇宙が膨張しているか 分かったのかなど興味深い内容でした。参加者も前のめりになって聞いている姿が印象的でした。


プログラム3:「光と水と植物の成長」
島根県立松江北高校理数科1年

 自分たちで植物を育てながら、光・水・成長の関係を考察するという日々の観察が必要なテーマでした。光の色と光量と水のpHを変えながら丁寧に観察し、 レベルの高い考察と調査がされた実験でした。育てた植物と実験レポートを展示するなどの工夫も見られとても分かりやすいプレゼンテーションでした。


プログラム4:「時はまさに大航空宇宙時代!?」
金澤 慧(総合研究大学院大学 物理科学研究科 宇宙科学専攻)

 小惑星探査機はやぶさによって宇宙ブームになっている今、研究の現場で何が行われているのか、宇宙開発の分野は日常生活でどのような事に役立っているかを 話しました。動画や写真を多く用いながら、宇宙旅行などについても参加者の質問に応じながら紹介をしました。
 また途中には宇宙食の試食など場を和らげる企画もあり参加者はとても喜んでいました。


プログラム5:「対称性と群論 」
穂坂 秀昭(東京大学大学院数理科学研究科)

 ノーベル化学賞を受賞した新しい結晶は何故脚光を浴びたのかを幾何の観点から紹介する内容でした。従来の対称性の常識を群論の解説から説明し、 新しく発見された結晶が如何に驚きの発見であるかがとても分かりやすかったです。
また実際の結晶や、ペンローズタイルを展示するなど参加者の興味を引いていました。



 会場では会員が持ち寄った書籍や錯視ゴマなどのサイエンスグッズを展示するコーナーが設けられ、参加者は興味深く見学していました。

 どのプログラムもカフェのコンセプト通り身近な科学を分かりやすく説明したものであり、このカフェをきっかけにより一層日ごろ興味を持って生活していただけたら幸いです。
 お忙しい中起こし頂き本当にありがとうございました。今後も私達サイエンスステーションの活動の応援をよろしくお願い致します。








石原さんトーク


高橋トーク


松江北高校発表


金澤トーク


宇宙食試食会


穂坂トーク


カフェコーナー


サイエンスグッズコーナー