野沢北高校星の教室

野沢北高校星の教室

日時2010/8/19 - 20
場所東京大学木曽観測所
対象野沢北高校2年生(理数科)40名
担当者末松、村仲

概要:

東京大学木曽観測所で野沢北高校理数科の2年生を対象に星の教室を行いました。生徒さんは1泊2日の日程で「宇宙の年齢を求める」ということについて実習・考察を行いました。

<1日目>

まず、銀河についての講義が行われました。そのあとでシュミット望遠鏡の見学をしました。生徒さんは間近で動く大きな望遠鏡に驚いた様子でした。 実習1では視角を使って距離を測る実験を行い、デジタルカメラで様々な距離に立っている生徒さんを撮影し、どの距離にいても視角を用いて身長を求めることができることを確認しました。

望遠鏡見学
望遠鏡見学 
視角を用いて距離を計算
視角を用いて距離を計算 

実習2では銀河のカタログから15個以上の銀河の画像を印刷し、銀河の視角を求めました。さらに銀河の大きさを銀河系と仮定し距離を求めました。 実習3では印刷した銀河の後退速度を調べ、銀河までの距離と後退速度のグラフを作成し、作成したグラフから宇宙の年齢や宇宙は膨張しているのかについて考察し、夜遅くまで議論が続けられました。

わからないところはTAに質問
わからないところはTAに質問 

<2日目>

2日目は議論をまとめ、班ごとの発表に向けての準備を行いました。生徒さんは自分たちの宇宙膨張に関する考えをどのようにして伝えればいいか苦労していました。発表会では宇宙の膨張について各班様々な意見が出ました。

発表準備
発表準備 
発表会
発表会 

最後の講義では、宇宙年齢は多くの学者が研究してきたことなどが紹介され、生徒さんは熱心に聞き入っていました。

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