第30回 数理の翼夏季セミナー

第30回 数理の翼夏季セミナー

日時2009/8/7 - 11
場所九州地区国立大学九重共同研修所
対象高校生、大学生、大学院生など

SSと認定NPO法人数理の翼が共催する第30回数理の翼夏季セミナーが、 2009年8月7日(金)~11日(火)の4泊5日にわたり、九州地区国立大学九重共同研修所を会場として開催されました。参加者は、高校生46名、大学生・大学院生8名で、7人の講師による講義が行われました。セミナーの運営は約20名のスタッフで行われました。

セミナー期間中には、講義のほか、参加者が自分の興味のあることを他の参加者に発表する時間や講師によるグループワークなどの企画などがありました。このセミナーでは、毎晩「夜ゼミ」という時間が設けられており、その時間には参加者が少人数でグループをつくり、講義の復習をしたり、日ごろ疑問に思っていることについて議論したりしていました。 講師の先生にも参加していただいた日もあり、参加者たちは、講義内では聞けなかったことや、さらに発展的な内容についての話を聞いていたようです。また、夜ゼミ以外でも、昼休みなど自由時間があれば集まって議論をしている姿が見受けられました。

先生方に講義していただいた内容は以下のとおりです。

招待講師講義

  • 濱中 裕明 先生 (兵庫教育大学大学院学校教育研究科 准教授)「ホップファイブレーション -最初の自明でないホモトピー群-」
  • 広中 平祐 先生 (財団法人 数理科学振興会理事長)「特異点解消 ~Resolution of singularities」

※当初の予定では、郡司幸夫先生(神戸大学大学院 理学研究科地球惑星科学専攻教授)と山海嘉之先生(筑波大学大学院 システム情報工学研究科 教授)にも講義をしていただく予定でしたが、台風による交通障害のため、講義をしていただくことができませんでした。

同窓生講師講義

  • 河野 真澄 先生 (京都大学生態学研究センター) 植物のメカニズム」
  • 志岐 成友 先生 (産業技術総合研究所)「超伝導体を利用した計測技術」
  • 溝口 佳寛 先生 (九州大学)「順序機械の最小実現について(圏論による一般化)」
  • 作道 直幸 先生 (京都大学)「クォークの閉じ込め問題の普遍性」
  • 上野 雄文 先生 (国際医療福祉大学)「慢性疼痛の脳内機構」

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