日本科学未来館 出前授業

日本科学未来館 出前授業

日時2008/4/27
場所日本科学未来館
対象未来館の友の会会員26人
担当者山崎、金澤

東京大学物性研究所の山崎さんによるカフェ・セミナーが「超ミクロの世界の不思議 ~原子・量子論・ナノテク~」というテーマで行われました。参加者は未来館友の会会員26名で中学生から60代の方まで非常に幅広い年齢層の方が参加しました。特に、中学生の方が15人ほど参加され、今回のテーマについては学校の理科とは違って不思議だ、面白いと思うことが多かったのではないでしょうか。

授業の始まり始まり
授業の始まり始まり

まず始めに、多彩なアニメーションや画像を用いて原子というとても小さいものを考えるということを行いました。「人差し指の中に日本列島をイメージしてその中にいる人間が原子の大きさ」という例えには、多くの参加者が自分の人差し指をじーっと見つめる姿が見られ、超ミクロの世界への入り口に立つ姿は印象的でした。

思い思いの原子を想像中
思い思いの原子を想像中

また、原子のような小さいものだから起こる"状態の共存"などの日常の感覚ではありえないような振る舞いについても、アニメーションやたとえ話を多く使うことで身近な問題に置き換えて考えられるようなお話でした。さらに、紙を配り原子の感触やにおい、色、味、硬さなど原子の形や特徴について考えてみるというとてもユニークなテーマでした。参加者からはとてもよく本質を突いている意見や、楽しい考え方が出てとても盛り上がりました。この実習では特に原子の形や硬さなどについて興味を持ち、印象に残った参加者が多かったようです。アンケートには「原子が雲のような形をしているのに驚いた」というコメントが多く書かれていました。

実際に原子の様子を見ることのできる走査トンネル顕微鏡についてのお話がありました。今まで話していた世界を想像ではなく実際に見られる方法やその仕組み、研究について非常に興味を持たれたようです。質問の中では顕微鏡の値段や、針の作り方や寿命、応用の仕方についてなどがありました。

顕微鏡の針の説明
顕微鏡の針の説明
質問の様子
質問の様子

気軽な雰囲気の下で参加者の方の質問が活発でどんどん話が膨らんでゆくよいカフェ・セミナーとなったのではないでしょうか。また、山崎さんの様々な周期表やそのグッズなどが会場に掲示・展示してあり、終了後や休み時間などにも気軽なトークをする雰囲気がでていました。

展示物の一部
展示物の一部

※日本経済新聞(2008/5/10)の東京・首都圏経済面『生活のレシピ』欄に4月27日に日本科学未来館で開催された出前授業(講師:山崎詩郎さん)の様子が紹介されました。 残念ながらネット配信での転載不可とのことですが、寛いだ空気の中でサイエンスが語られる様子がよく伝わってくる記事となっております。

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