日本科学未来館での出前授業

第23回出前授業

日時2007/10/28
場所日本科学未来館
対象22名
担当者榎戸、梅畑

内容

今回の出前授業は「さまざまな光で見る宇宙」、「X線で見る中 性子星」、「雷や雷雲からのγ線観測」という3本立ての盛りだくさん な内容となりました。

最初の「さまざまな光で見る宇宙」ではピアノやプリズムを比喩や例として用いながら、様々な波長の電磁派について言及し、可視光から電波、赤外線やX線と観測対象が広がっていったことを話ました。 様々な波長の全天写真はとてもインパクトがあり、参加者の皆さんも興味深げに見入ったり、質問したりしていました。

講師の榎戸
講師の榎戸

次の「X線で見る中性子星」ではまずX線天文学とは何かについてその検出のしくみや何を対象としているかなど丁寧に説明しました。中性子星の磁場が地球上のいろいろな磁場とは比較にならない程強いということを数字で示したところでは皆さん一様に驚いた表情をみせていました。中性子星には地球で作れない環境があり、そこが大きな魅力だということを話しました。

授業の様子
授業の様子

最後の「雷や雷雲からのガンマ線観測」では宇宙からだけでなく地球の雲からもγ線が出ているのではないかという最新の内容の話をしました。皆さん聞き慣れないテーマだったと思いますが、スプライトなどの発光現象、それに医療分野との共通点なども交えた話にとても関心をそhそられたようでした。

当初の計画よりも長くなった講演の終わりには質疑応答の場が設けられ、講師をうならせるような玄人好みの内容も見受けられました。活発なやりとりから参加者の皆さんの関心の高さがうかがえたと思います。

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